AWS SDKの疑問を気軽にチャットで質問できるGitterの紹介

AWS SDKの疑問を気軽にチャットで質問できるGitterの紹介

Clock Icon2016.06.17

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AWSで開発をしていると、SDKの不思議な挙動に遭遇することがあります。

SDK に精通した同僚に質問したり、ソースコードを読んだり、AWS サポートに問い合わせたり、GitHub で質問したり、Stack Overflow で質問したりして解決することが多いかと思いますが、最近になって、AWS SDK の開発者とやりとりできる Gitter のチャットルームが存在することを知りました。

Gitter とは

Gitter は GitHub と親和性の高いチャットサービスです。 GitHub のレポジトリ毎にチャットルームを作成でき、チャットルームをパブリックにすると利用料は無料、プライベートな場合は月に $5 かかります。

AWS の SDK は GitHub の aws プロジェクト配下で OSS として公開されており、主要な SDK には対応するチャットルームが存在します。

Gitter の立ち位置

Gitter は GitHub と親和性が高く GitHub はライブラリ開発の場です。

AWS SDKに関して言えば、SDK の使い方や AWS サービスを質問・議論する場ではなく、AWS SDK の開発について議論する場です。GitHub でコミット件を持っている人たちは、SDK の開発者であって、サポートスタッフではありません。

SDK の挙動が不具合っぽい、SDK の改善要望などのケースで、GitHub のイシューを立てるためにお伺いを立てる時に有用かと思います。

同僚に質問 < Stack Overflow < Gitter/AWS サポート < GitHub イシュー  のようにエスカレーションするのはどうでしょうか。

Gitter の使い方

Gitter にログインして、AWS SDK のチャットルームに潜入してみましょう。

Gitter へのログイン

次の URL から Gitter にアクセスします。

https://gitter.im/

グリーンの「SIGN UP TO START TALKING」というボタンをクリックします。

  • GitHub
  • Twitter

gitter-login

アカウントと連携出来るようになっているため、どちらかのアカウントと紐付けてログインします。

チャットルームの JOIN

検索アイコンからオーガニゼーション、レポジトリなどで検索をし、お目当てのチャットルームを探します。

たとえば “aws-sdk” をキーワードに検索すると、AWS SDK 系のチャットルーム一覧がかえって来るので、参加したいチャットルームを選択します。Gitter の URL は ”https://gitter.im/ORGANIZATION/REPOSITORY” という形をしているため、直接 URL を叩くのも良いでしょう。

 

gitter-join-chatroom

右下のActivityエリアには、該当GitHubレポジトリの最新Activityが表示されます。

Public なチャットルームであればメッセージは読めますが、メッセージ投稿ができません。 「JOIN ROOM」ボタンを押すと、チャットルームに参加し、メッセージ投稿もできるようになります。

メッセージ投稿にはMarkdown 形式も使えます。

gitter-github-markdown

SDK ごとのチャットルーム人気度

https://gitter.im/orgs/aws/rooms の URL から aws 配下のチャットルームと参加者数を確認できます。

2016/06/16 時点では以下の様になっていました。

 レポジトリ名 参加者数
 aws-sdk-ruby 315
 aws-sdk-js 248
 aws-sdk-php 118
aws-sdk-go 95
aws-sdk-core-ruby 81
aws-sdk-java 41
aws-cli 13

aws/aws-sdk-net のチャットルームは見当たりませんね。文化の違いでしょうか。

aws-gitter-rooms-summary

 

まとめ

GitHub でのやり取りは敷居が高いと感じている人にとっては、チャットルームの Gitter だとカジュアルに質問をぶつけられるのではないでしょうか。

さらに aws 以外にも awslabs といったオーガニゼーションの一部のレポジトリもチャットルームが存在します。普段お世話になっているレポジトリの Gitter チャットルームが存在するか、一度確認して見るのはどうでしょうか。

ルームによって活発度は大きく偏っており、aws-sdk-ruby のようにメッセージ投稿が盛んで、SDK の中の人も頻繁に投稿するチャットルームもあれば、過疎っているチャットルームもあります。

AWS SDKの開発者はアメリカ西海岸に集中していて、日本とは活動時間帯が異なるため、せっかく中の人が答えてくても、チャットのリアルタイム性を生かし切れないのは少し残念ですね。

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